□全体に見えにくくなった(視力障害)
□見ようとするところが見えない(中心暗点)。ものがゆがんだり(変視症)、小さく見えたりする(小視症)
□蚊やすすのようなものが見え、目を動かすとついて動く(飛蚊症ひぶんしょう)
□まぶしく感じ(羞明しゅうめい)、目が痛む(目痛)
□上から幕がたれてきたように見える範囲が狭くなり、横に来た人や物によくぶつかる(視野欠損、視野狭窄)
□電灯の周囲に虹のような輪がみえる(虹輪視)。 時に頭痛や吐き気を伴う
□夕方や暗いところで見えにくい(夜盲症)
□物が二つに見える(複視)
□白目が赤くなった(結膜充血)。 目やにがたくさん出る(眼脂)
□まぶたがはれて痛む(腫ちょう)。 まぶたにしこりができた(硬結)
□眼がかゆくて仕方がない(掻痒そうよう)。 涙が外にこぼれる(流涙)
□本を読むと眼が疲れやすい(眼精疲労)
□眼が飛び出してきた(眼球突出)
□まぶたが下がり、目が開けにくい(眼瞼下垂がんけんかすい)
●年齢
□40〜50歳以上
●他の疾患(すでにかかっている病気)
□糖尿病(とくに発病後10年前後たっている)
□高血圧、腎不全、動脈硬化
□バゼドー病、梅毒、リウマチなどの膠原病
●遺伝・既往症・体質
□両親・親族に色盲、角膜変性症、緑内障、網膜色素変性症、黄斑ジストロフィー、網膜芽細胞腫の患者がいる
□副鼻腔炎(蓄膿症)、心臓弁膜症などの既往がある
□アレルギー性疾患(アレルギー性鼻炎など)、高度近視
●生活環境・習慣
□近距離での細かい作業をする仕事をしている
□鉄やコンクリートの破片が飛ぶ仕事をしている
□ボクシングなどのように、目に衝撃の加わるスポーツをしている
□職場、家庭で強いストレスがある
○症状
水晶体(レンズ)がすりガラスのように混濁し、眼底に像を結びにくくなって見えにくくなります。 明るいところよりも少し暗い方が見えやすく、
老人性、糖尿病性、外傷性、先天性などがあり、進行すると手術が必要になります。
○症状
40歳頃から次第に増加する症状で、角膜と水晶体の間にある房水が眼内にたまり、眼球の圧が高くなります。 霧の中に入ったように見え
にくくなり、電灯のまわりに虹の輪が見えたり、見える範囲が狭くなります。 また急に眼痛、頭痛、悪心、嘔吐、視力低下の発作を起こしたり、
胃腸病、脳疾患と似た症状となることがあります。 状態により点眼、内服薬、手術を行います
○症状
網膜がはがれ、蚊が飛ぶように見えたり、光ったものが見えたり、上から幕が降りたようになり、次第に見えない範囲が広くなります。 目を打撲
した後にも起ることがあります。 網膜に穴がある場合は手術が唯一の治療法で、放置すれば失明します。
○症状
網膜の血管がつまり、小さなこぶのようにふくらみ、網膜がはれ、出血したりし、進行すると網膜はく離や緑内障などで失明することがあります。
糖尿病と診断された場合には最低年1回、精密な眼底検査を受ける必要があります。 とくに糖尿病にかかってから10年近くなると危険です。
進行すればレーザーによる眼底の光凝固が有効です。
○症状
20代後半から40代前半の男性に好発し、中心部が見えにくく、像がゆがんだり、紫色、黄色に見えたりする眼底黄斑部の病気です。 ストレス
が原因で最近はやや減少の傾向にあり、自然に治癒することもありますが、経過が長い場合にはレーザー光凝固で約1ヶ月以内に治癒します。
○症状
動脈硬化が原因で50歳以上に好発します。 網膜中心静脈が血栓により閉塞されて眼底出血が起こり、静脈のつまる部位により、部分的、
全体的な視野欠損や視力低下が起こります。 出血は半年ぐらいで自然に吸収しますが機能障害を残すことが多く、しばしばレーザー光凝固
が必要です。
○目的と内容
眼球の内圧を測定するのが目的です。 眼圧計には角膜に接触させて測定する型(トノグラフィー)と、空気の噴射により眼球に触れることなく
測定する型の2つがあります。
○目的と内容
細隙状の照明光を目にあてて、双眼の顕微鏡で拡大した目の表面や内部を細かく観察する方法です。 前から見えない部位や水晶体よりも
後方の硝子体、網膜を詳しく観察するためには、点眼麻酔後、コンタクトレンズを目に付けてから観察します。
○目的と内容
点眼薬により瞳孔を大きくして(散瞳)、虹彩より奥の眼球内(眼底)を詳しく見るために行います。 直像検査鏡を用いる直像検査法と凸レンズ
を用いて行う倒像検査法があります。
○具体的な方法
1.直像検査法
光源と集光レンズが内蔵された直像検査鏡で、目の近くから光を瞳孔より眼内にいれて眼底を観察します。 詳しく観察できますが、見える範囲
は狭く、周辺部の眼底は見えません。
2.倒像検査法
目の前に凸レンズを置いて、光を瞳孔より眼内に入れて眼底の逆さの像(倒像)を観察します。 拡大率は低いのですが、眼底の周辺部まで観察
できます。
○目的と内容
眼底血管の血流動態を調べ、レーザー光凝固治療や診断に役立てる検査です。 まず腕の静脈に蛍光を発する造影剤(フルオレスセイン)を
注射し、この造影剤が眼底の血管を流れる時に眼底カメラを用いて撮影します。 この検査により得られる情報は、眼底疾患の診断や治療上
きわめて重要なものです。
○目的と内容
網膜に光刺激を与えた時に生じる電位の変化から、網膜の機能を調べる検査です。 目の脳波のような検査で、水晶体などに混濁があって
眼底検査が不可能な場合に網膜機能を検査したり、眼底が見えている場合でも網膜疾患の診断などに用います。
○具体的な方法(手順)
1.散瞳したのち、点眼麻酔をします。
2.コンタクトレンズ型の電極を目の上にのせます。
3.耳たぶ、ひたいなどに電極をつけます。
4.部屋を真っ暗にして、15分程度暗闇に目をならします。(暗順応)
5.眼前に置いたフラッシュを光らせて電位を記録します。
○異常所見から考えられる疾患
網膜色素変性、網膜中心動脈閉塞症、黄斑ジストロフィーなど
○目的と内容
光やパターン(縞模様、市松模様)などの視覚刺激を与えることによって、後頭部の皮膚上で記録される脳波を視覚誘発電位と呼びます。
視神経から大脳の視中枢に至るまでの視路の機能を調べる検査です。
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